任天堂がWiiを2万円に値下げへ、ゲーム機の年末商戦激化も
[東京 24日 ロイター] 任天堂(7974.OS: 株価, ニュース, レポート)は24日、家庭用ゲーム機「Wii」の価格を10月1日から2万円とし、現行の2万5000円から値下げすると発表した。
ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)は9月3日から「プレイステーション3」の新型機を従来機から1万円安い2万9980円に設定。マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)も9月10日から「Xbox360」の高機能機を1万円値下げして2万9800円とした。任天堂の値下げは、ソニーとマイクロソフトの価格引下げに対抗する狙いがあるとみられ、最大商戦期の年末に向けてゲーム機の販売戦争が再燃しそうだ。
米国ではWiiの価格を9月27日から50ドル引き下げて199.99ドルとする。希望小売価格を設定していない欧州でも、卸売り価格を引き下げ る。任天堂は2010年3月期のWii販売について前年並みの2600万台(前年実績は2595万台)を計画しているが、4―6月期の販売台数は前年比 57%減の223万台にとどまった。岩田聡社長は7月30日の記者会見で「(4―6月期は当初想定より)少し下振れしている」との認識を示していた。
ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート) のゲーム子会社、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のプレステ3の新型機は、欧米で今月1日、日本国内で今月3日から発売。日本国内で従 来機より1万円安い2万9980円、北米で100ドル安い299ドル、欧州で100ユーロ安い299ユーロに設定した。SCEの平井一夫社長は24日に千 葉市で開幕した東京ゲームショウでの講演で、新型機の全世界での販売が発売3週間で100万台を超えたことを明らかにした上で「好調な販売をドライブする 大きな要因のひとつが2万9980円という価格設定」との認識を示した。
マイクロソフト日本法人は今月10日から高機能モデル「Xbox360エリート」を1万円値下げして2万9800円とした。従来まで販売の中心 だった2万9800円の標準モデルはオープン価格として実質的に値下げした。1万9800円の廉価モデルの価格は据え置いた。マイクロソフトは8月末か ら、米国や欧州でも同様の値下げを実施した。
各ゲーム機の全世界での累計販売台数は、Wiiが5262万台(6月末)、プレステ3が2370万台(6月末)、Xbox360は3140万台(7月23日現在)となっている。
ゲーム雑誌出版社のエンターブレインの調べによると、今年1月から9月13日までの日本国内での累計販売台数は、Wiiが99万2406台で、プ レステ3が82万1887台となっている。いずれも2006年末のほぼ同時期に発売。これまでWiiの販売台数がプレステ3を大きく上回っていたが、足元 で肉薄されている。
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